平成13年5月23日(水曜日) HTB [2014.07.18]
平成13年5月23日(水曜日) HTB(北海道テレビ)
6:00PM~ 夕方 Don! Don! 内、ニュースに出演
「カヌーで満喫、大自然」
平成13年5月16日(水曜日) 北海道新聞 [2014.07.18]
丈夫なFRP製カヌー
手入れ楽で安い
一般向けにも販売
函館・能山さん製作
カヌーの愛好クラブ「N-カヌーカヤックス」の会員、函館市昭和三の能山秀久さん(51)は、繊維強化プラスチック(FRP)製のオリジナルカヌーを製作しており、このほど一般向けにも販売を始めた。
乗り手に合わせて船体を微調整
能山さんが、カヌー製作を始めたのは約十年前。もともと船が好きで、高校時代にはヨットを自分で作ってしまったほど。カヌーも独学で設計図の書き方から勉強し、実物を一時間ほど見ただけで作れる用になった。
FRP製カヌーは木製カヌーより手入れが楽で丈夫。図面書きから型の制作、樹脂を塗り込めて仕上げるところまで、一人で手掛けるケースは、全国的にも珍しいという。
既製品と異なり、乗る人のカヌー歴や体格、体重によって、いすの高さや位置、船体の重さなどを微調整して作れるのが利点。「今まで百艇近く作ったが、一つとして同じ物はない」と能山さん。近場ならば修理にも応じられる。価格も通常の三-四割は安いという。これまでクラブの仲間の口コミで注文を受けてきたが、「クラブ員のほかにも、地元にカヌー愛好者はまだいるはず」と一般からの注文も受けることにした。
週末には大沼などでカヌーを楽しんでおり、「行くたびに違う景色が見え、新しい発見がある」と魅力を話す。
標準価格はカナディアンタイプ十六万円、シーカヤックの一人乗りがニ十八万円、二人乗り三十六万円から。
平成13年5月5日(土曜日)ちいき新聞「ふれあい」 [2014.07.18]
N-カヌークラブで北海道、道南を中心に活動、パドリングを楽しんできました。そうした中でプロダクション挺に飽きたらずオリジナル挺を自らの手で設計FRPで製作N-カヌークラブ、クラブ員のみ、約10年以上の間お分けしてきました。N-カヌーカヤックでは、この度皆様にもぜひ我々の作った挺の良さをもっと多くの方に楽しんでいただこうと販売することに致しました。
N-カヌーカヤック製のカヌー、カヤックは全てFRP製です。表面にはゲルコート樹脂の上に保護のために最近高級ヨット、モーターボートなどで採用されている工法でニ液性ウレタン樹脂のコーティングをしてありますので艶も長持ちしますし、後からも色を自由に変えることが出来ます。
N-カヌーカヤック製のカヌー、カヤックは、全てが一挺ずつ手作りで、カラー、シート位置、デッキコート類等艤装品などもオーナーの体格、体重、又は使用フィ-ルドに合わせた艇体補強などもオ-ダ-できます。
平成13年4月1日(日曜日) 函館新聞 [2014.07.18]
FRPカヌーで魅力伝えたい
一般向けのオリジナルカヌー販売を始めた能山さん
昭和の能山秀久さん
オリジナルのFRP(繊維強化プラスチック)カヌーを作り続けている能山秀久さん(51)=昭和3=が、手作りカヌーの一般販売を開始した。これまでは、代表を務めるクラブのパドル仲間に廉価で提供していただけだったが「頑丈で扱いやすい」との評判が広がったため"門戸開放"することに。個人でのFRPカヌーの製作販売は全国的にも珍しく、能山さんは「自然と対話できるカヌーの素晴らしさをたん能してほしい」とカヌーの持つ魅力を自身の手で広めようとしている。
能山さんは、ヨットやモーターボートの修理、FRP製品の企画設計・製作などに携わっているが、高校時代から独学でヨットを作るなど小型船つくりにも精通。10年ほど前に見たカナディアンカヌーも「これなら自分で作れる」と自身の技術を生かし、趣味の域ながらFRPのカヌー製作を開始。同時にクラブも立ち上げ、オリジナルカヌーを会員に提供してきた。
「操作しやすく頑丈」
3年前には自宅横に仕事場を増設するなどカヌー作りが本格化。製作総数も100艇を超し「会員からは『操作もしやすく頑丈で壊れない』との好評を得ていたし、何よりも数をこなせるようになった」と一般販売への自身を深め、昨年12月にはN-カヌーカヤックとしてホームページを開設。年明けから口コミながら販売を開始した。
扱っているのは、カナディアンカヌー(標準価格16万)、シーカヤック(同28万)、シーカヤックタンデム(同36万)の3種。すべてオリジナルデザインの完全手作り品。市販品よりも3割ほど安いほか、塗装も自由で身長や体重、釣りやパドリングなどの目的に合わせたオーダーもできる。製作期間はシーカヤックで1週間から10日、カナディアンでも2週間ほどという。
能山さんは、「木製カヌーを作っている人は知っているが、FRPカヌーを製作販売する人は道内ではいないと思うし、全国でも少ないはず。手作りならではの乗り心地を味わってもらえれば」と話している。
函館新聞社提供
平成9年1月1日(水曜日) 函館新聞 [2014.07.18]
週休2日制が浸透し、子供から大人まで自由にできる"個人の時間"が増え、余暇時間のりようが改めてクローズアップされている。函館圏でも多くの人が趣味やレジャーに元気に取り組み、健康増進やストレス発散、仲間づくりに結び付けている。そんな、余暇を楽しみ充実させているサークルにズームインしてみた。あなたも自分流の「すてきな時間」を作ってみませんか。
"歩行者感覚"で自然との会話を楽しむN・カヌークラブ
湖をのんびりと巡るカヌー。「シーズンは湖の氷が融けてから凍るまで。薄氷なら割って乗るから楽しめる期間は意外と長いよ」。そう言ってN・カヌークラブの能山秀久会長(47)は、会員とカヌーを湖上に出した。
インディアンが移動目的に使ったカナディアンカヌーは、手軽に自然に溶け込める道具として徐々に愛好者層を拡大している。
能山会長はヨット、クルーザー、モーターボートなどを経てカヌーにたどり着いたと言う。「静かでそれほど体力を使わず、ランニングコストもかからない。景色を見ながらのんびりする"歩行者感覚"がいい」と、その魅力を語る。
7年前に設立した同クラブの会員は40人ほど。大沼・小沼をメーンに活動している。オリンピック競技などと違い、カナディアンは基本的に安全なもので、30分もすると初心者も乗れるようになるという。
会員の一人、吉田徹彦さん(51)=函館市若松町、会社経営=は「カヌーに乗ると、日常生活から離れ、心も体もリフレッシュできる。乗りながら自然と会話できる良さは乗ってみなければわからない」と語る。
水面に近い視線の低さとゆっくりした速度は、他のレジャーにない楽しみ。1セット20万円程度。マイカーで運べる手軽さもファン層拡大に一役買っている。
函館新聞社提供
平成8年7月 北海道新聞 [2014.07.18]
大沼公園の東大沼キャンプ場からカヌーをこぎ出し、湖の縁を巡る。静か。鳥の鳴き声、周遊道路でサイクリングする人の笑い声、パドルが水面を切る音-。夏の日差しが降り注ぐ。カヌーの季節だ。
函館市昭和三、能山秀久さん(45)は水産物の仲買人をする傍ら、三年前からカヌーを作っている。それを使う市内在住者がつくった愛好会がN-カヌークラブだ。都合の合う仲間で毎週、大沼までやってくる。
能山さんが作るカナディアン・カヌーは、長さ4.8メートル、重さ30キロ、二人乗り。 「カヌーの魅力は手軽さ」。救命胴衣を着け、長靴を履けば準備OKだ。費用も全部で約20万円。広い川がない道南では、大沼が数少ないスポット。
「えいっ」と艇を押し、湖に出る。パドルは水を切るように差し入れるのがこつ。後ろに乗った人が、微妙なパドル操作で方向を決める。 赤、青、緑と色鮮やかなカヌーに乗り「あっち行こう・・・
北海道新聞社提供